藤田、3連覇&賞金王に王手! 6打差2位タイに谷口、石川ら
国内男子ツアー今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップは1日、東京都の東京よみうりカントリークラブを舞台に第3ラウンドの競技を終了。単独首位からスタートした藤田寛之はスコアを2つ伸ばすにとどまったものの、通算15アンダーとして後続に6ストロークの大差をつけてトップの座を守った。43歳のベテランが、大会3連覇と自身初となる賞金王タイトルに王手をかけている。
初日、2日目を終えた時点で早くも独走態勢に入った藤田はこの日、前半を3バーディ、2ボギーの1アンダーで折り返す。後半は勝負どころの15番、18番でボギーを叩くも、11番、13番、17番と3つのバーディを奪って2アンダー68。この日は会心のゴルフとはいかなかったものの、後続に6打差をつけ、優勝へ向け磐石の態勢で最終日を迎える。
逆転賞金王へ優勝が絶対条件の谷口徹は、出だし3連続バーディで快調な滑り出しを見せると、6番でもバーディを奪取。中盤の9番、10番で連続ボギーを叩きやや足踏みするも、その後3つのバーディを奪ってこの日のベストスコアの4アンダー66でホールアウト。通算9アンダーまでスコアを伸ばして、藤田とは6打差ながら2位タイに浮上した。
また、今季最後の公式戦で有終の美を飾りたい石川遼は前半を1アンダーで終えると、後半を3バーディ、2ボギーで回って2アンダー68。通算9アンダーとし、谷口、金庚泰(韓)、ハン・リー(米)と並ぶ2位タイに順位を上げている。
その他上位陣は、通算7アンダー6位タイに武藤俊憲、呉阿順(中)、通算5アンダー8位タイに谷原秀人、小林正則ら3人。ルーキーの藤本佳則は通算2アンダー15位タイにつけた。一方で、池田勇太は5番パー4で『8』を叩くなど3オーバー73とスコアを崩し、通算6オーバーで出場26選手中単独25位に低迷している。