タイガー3位タイ浮上、G.マクドウェルがV王手!
ホストプロのタイガー・ウッズ(米)がじわりと順位を上げる中、今季未勝利のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が逃げ切り態勢に突入した。
米男子ツアーの公式競技ではないものの、優勝賞金100万ドル(約8,200万円)のビッグプライズがかかるワールド・チャレンジ(カリフォルニア州、シャーウッドCC)は現地時間1日、あいにくの小雨が降る肌寒い天候の中で第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったマクドウェルが危なげないゴルフでノーボギーの4アンダー68にスコアをまとめ、通算13アンダーで単独首位の座をキープ、今季初Vに王手をかけた。
一方、自らが主催する大会で有終の美を飾りたいタイガーは、出だしの1番でいきなりグリーンサイドからチップインバーディを決めチャージが期待されたが、その後が続かず。終盤になってようやく連続バーディ(14番&15番)が来て3アンダー69でホールアウト。通算8アンダーで前日の単独5位から3位タイに浮上したが、マクドウェルとの5打差を埋めるのはかなり難しそうな状況だ。
V圏内に浮上したタイガーはコースについて「下が柔らかいので自分たちにとってはトリッキーなコンディション。パー5も(2打で)届くけれどなかなかチャンスが作れない」と、ややフラストレーションが溜まっている様子。首位を走るマクドウェルとの5打差を引っくり返すためには「ラウンドの早い時点で流れを呼び込まなければならない」。世界ランキング対象の試合で、果たしてタイガーの連覇での大会通算6勝目はあるのだろうか?
その他上位陣は、通算11アンダー単独2位にキーガン・ブラッドリー(米)、タイガーと同じ3位タイにボ・バン・ペルト(米)がつけ、通算7アンダー単独5位にジム・フューリック(米)。タイガーと同組で回ったリッキー・ファウラー(米)は通算6アンダーで単独6位にとどまっている。