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アジア反撃、石川&藤本組がモリナリ兄弟に快勝/ロイヤルT

更新日:2012/12/15 18:47
アジア反撃、石川&藤本組がモリナリ兄弟に快勝/ロイヤルT

 

 初日1勝も出来ず劣勢に立たされたアジアチームが2日目は反撃に転じた。

 アジアとヨーロッパの強豪が名誉をかけてチーム戦で競うザ・ロイヤルトロフィ。現地時間15日、ブルネイ・ダルサラームのエンパイアホテル&CCを舞台に2人1組で良い方のスコアを採用するフォーボール方式の4マッチを行い、尾崎直道主将率いるアジアチームが2勝2分(勝:1ポイント、敗:0ポイント、分:0.5ポイント)で3ポイントを加算。アジア3.5対ヨーロッパ4.5とその差1ポイントに迫り決着は最終日のシングルマッチに委ねられた。

 アジアに流れを呼び込んだのは第3マッチに登場したY・E・ヤンと金庚泰の韓国ペア。出だしの1番パー4でヤンがいきなりイーグルを奪うと、2番から4連続バーディの猛攻でリードを広げ、後半ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)&ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)組に追い上げられたものの、2アンド1で勝利を収めまず1ポイントを先取した。

 ジーブ・ミルカ・シン(インド)&キラデク・アフィバーンラト(タイ)組は序盤のリードを守り切れずホセ・マリア・オラサバル&ミゲール・A・ヒメネス(ともにスペイン)のベテランコンビと引き分け(オールスクエア)、ベ・サンムン(韓)&呉阿順(中)ペアも最終ホールでマルセル・シエム(独)とコンビを組んだニコラス・コルサーツ(ベルギー)が起死回生のバーディを奪って引き分け。ともに0.5ポイントずつをチームに献上した。

 そして最終マッチを任されたのが石川遼&藤本佳則の日本人ペア。相手は抜群のチームワークを誇るフランセスコ&エドアルドのモリナリ兄弟。前半は一進一退の攻防ながらヨーロッパチームにリードを許したが、終盤「(初日の)リベンジ」を胸に戦った日本が誇る若手コンビが魅せてくれた。

 両ペアオールスクエアで迎えた15番パー5。藤本がきっちりバーディを奪うと石川が果敢に攻めてイーグル奪取に成功。1アップとすると、16番パー3で石川&藤本2人がバーディ。これで2アップ。ドーミーホール(引き分けでも日本ペアの勝ち)となった18番パー4でまたもや2人がダメ押しのバーディを奪って3アップ。結局3アンド1でモリナリ兄弟を撃破した石川&藤本組が貴重な1ポイントをゲットした。

 最終日はいよいよ1対1のシングルマッチ。1ポイントを追いかけるアジアは果たして3年ぶり2度目の勝利をものにすることが出来るのか? 大いに注目だ。

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