連覇を狙うS.ストリッカー“セミリタイア”を宣言
更新日:2013/01/05 10:10
掲載日:2013/01/05 10:08
現地時間4日に開幕した米男子ツアーのシーズン開幕戦ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ハワイ、プランテーション・コース at カパルア)。ディフェンディング・チャンピオンとして出場中のスティーブ・ストリッカー(米)が“セミリタイア”を宣言した。
「もうずっと以前から考えてきたこと」と打ち明けるストリッカー。今シーズンもフル参戦権(シード権)はもちろんあるが、連覇がかかる今大会以外にメジャー4試合とアメリカ国内で行われる世界ゴルフ選手権(WGC)のイベントのみの10試合前後にしか出場せず「半分リタイアヤした状態」を楽しみたいというのだ。
以前から「家族と過ごす時間がない」と悩みを抱いてきたというストリッカー。来月46歳の誕生日を迎えるが、40代になってから奇跡のカムバックを果たし、ここ6年で2,500万ドル(約22億円)を稼ぎ出した遅咲きだ。昨季のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズでツアー通算12勝目を挙げたのを最後に勝ち星からは遠ざかっているが「ゴルフの調子はかつてないほど良い。そういう状態で第一線から退くことが出来るのが嬉しい」とあくまでも前向きだ。
今後は14歳になる娘のボビ・マリアさんとゴルフを楽しむ予定だという。スポンサー契約などすべてを失うこと覚悟でのセミリタイア。「それはまずいという人も居るだろうけれど、僕にとっては素晴らしい決断」と本人は語る。今大会も「新鮮な気持ちで臨める」と連覇を視野に入れている。