藍無念、連覇ならず6位タイで終戦 美香53位タイ

最終日のチャージが不発に終わり、残念ながら宮里藍の大会連覇はならなかった。
現地時間20日に行われた米女子ツアーのLPGAロッテ選手権(ハワイ州、コオリナGC)最終ラウンド。単独3位からスタートし逆転Vを狙った藍だったが、奪ったバーディの数と同じだけボギーを叩いて(4バーディ、4ボギー)イーブンパー72止まり。通算11アンダー6位タイで4日間の競技を終えた。
「風次第」と語っていた最終日は思いのほか風が吹かず、上位がこぞってスコアを伸ばす展開に。そんな中、最終組でプレーしながら早い段階で優勝戦線から脱落した藍は「最後は(同組で回りプレーオフで優勝を決めた)スーザン(ピーターセン)の応援に回ってしまいました」とさばさばとした表情で語った。
出だしの1番パー5で3打目をピンそばに寄せ幸先の良いバーディを奪ったが、続く2番、3番で短いバーディチャンスを決め切れず、4番パー3のティーショットがバンカーの淵につかまりパーセーブならず。8番ではアプローチがピンをオーバーして返しが入らず前半2つのパー3でボギーを叩いてしまう。9番のバーディで持ち直したかに見えたが、その後もボギーとバーディが交互にくるフラストレーションが溜まる展開となった。
「最初の3ホールは良い流れだったのにバーディが続かなかったのが優勝争いに絡めなかった要因。ショットは良かったのに1.5メートル前後をポロポロ外してしまい、私らしくない1日でした」と敗因を口にした藍。だが「風の中、ドライバーも距離が出ていたし、アイアンのライン出しも出来ていた」と好調ぶりをアピール。次週の大会は風の強いテキサス開催。今週の経験を活かし再び優勝争いに絡んでもらいたい。
もうひとりの日本勢、宮里美香は3バーディ、4ボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算イーブンパーで前日の40位タイから53位タイに順位を下げ「チャンスを決め切れなかったのが悔しい」とグリーン上でのプレーを悔やんだ。
尚、上田桃子はすでに予選で姿を消している。