ルーキーのC.マッソンが単独首位発進! 日本勢は出遅れ

米女子ツアーにも新たなヒロインが誕生しそうだ。
同ツアーの新規トーナメント、ノーステキサスLPGAシュートアウトは現地時間25日、テキサス州のラスコリナスCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ルーキーのキャロライン・マッソン(独)が7アンダー64でプレーして単独首位に立った。2打差の単独2位につけたカルロタ・シガンダ(スペイン)は昨季の欧州女子ツアー新人王で、新しい空気の中で試合が展開されている。
男・女・シニアを通じこれまで数多くのトーナメントのホストステート(州)となってきたテキサスだが、女子では2009年のLPGAツアー選手権以来。久々の大会は好天に恵まれた。テキサス特有の風は吹いていたが、マッソンはこれをものともせずに7バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフで単独首位発進を切った。
「いくつかの理由で私は風の中のプレーは得意なんです。欧州女子ツアーの南アフリカの試合で優勝したときもすごく風が吹いていました。ショットがよかったから風の影響を受けなかったんでしょう」と笑顔で語ったマッソン。実力者そろいの大会で好プレーを続けてツアー初優勝を狙う。
だが、マッソンに3打差の3位タイグループには、昨季の賞金女王で現在ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)やクリスティー・マクファーソン(米)などが控えており、予断を許さない状況だ。
その他の主な選手では、ヤニ・ツェン(台)、アザハラ・ムニョス(スペイン)、ジェシカ・コルダ(米)、アンジェラ・スタンフォード(米)らが2アンダー69で11位タイ。チェ・ナヨン(韓)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、クリスティー・カー(米)、申智愛(韓)らが1アンダー70で17位タイ。ロレックスランキングNo.1奪回のためにトップ5入りを狙うステイシー・ルイス(米)は1オーバー72の51位タイで初日を終えた。
日本勢は、上田桃子が2オーバー73で70位タイ、宮里藍が3オーバー74で96位タイ、宮里美香が4オーバー75で112位タイといずれも出遅れている。