皮肉なギャラリー登場にV.シンは?
更新日:2013/05/10 09:53
掲載日:2013/05/10 09:41
一連のドーピング疑惑で米男子ツアーを逆に訴えたビジェイ・シン(フィジー)に強烈な皮肉が浴びせられた。
米ツアーのフラッグシップ大会、ザ・プレーヤーズ選手権は現地時間9日、ツアーの本拠地TPCソーグラス(フロリダ州)を舞台に第1ラウンドの競技が行われ、話題のシンの周りにはたくさんのギャラリーが集まった。そんな中で目立っていたのが“角の被り物”をして観戦しているギャラリーだ。シンは筋肉増強作用のあるヒト成長ホルモンをわずかに含む鹿角スプレーを使用していたことを報じられ、このところ長い間ドーピング疑惑にさらされていた。だが、この問題に対してはアンチドーピングを司る世界反ドーピング機関(WADA)が「スプレーは禁止されていない」と回答したことで“ドーピング違反なし”との結論に至っている。その後、シンはツアーに対して逆に訴訟を起こしたわけだが、そんな最中のことだけにあたりには微妙な空気が漂った。
シンはこの日、2オーバー74で99位タイ。一度は決着がついたはずのドーピング問題だが、まだしばらくは尾を引きそうだ。