S.ガルシアがタイガーに苦言 確執再び…?
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が同組でプレーしたタイガー・ウッズ(米)のマナーに苦言を呈した。
米男子ツアーのフラッグシップトーナメント、ザ・プレーヤーズ選手権第3ラウンド(現地時間11日/フロリダ州、TPCソーグラス)は、悪天候による2時間の中断を挟み日没サスペンデッドとなったが、最終組で回ったガルシアとタイガーの間で確執が再燃したようだ。
問題が起きたのは2番パー5。ガルシアが第2打を打とうとまさにクラブを振り上げた瞬間、林の中にいたタイガーの周囲のギャラリーから大歓声が巻き起こったのだ。スイング途中だったガルシアはその影響でショットを大きく曲げ、チャンスホールのパー5でボギーを叩き一歩後退した。
実はティーショットを左の林に曲げたタイガーは、そこから刻まずグリーンを狙う戦法をチョイス。ウッド系クラブをウッズが手にした瞬間、周囲のギャラリーが期待感から歓声を上げたというわけ。
ガルシアは言う。「タイガーは自分がセカンドショットを打とうとしているのはわかっていたはず。クラブを選ぶにしても、もう少しこっちのプレーに配慮して欲しかった。もちろん意図的にやったわけではないだろうけれど、バックスイングの途中でギャラリーに叫ばれたこっちの身にもなって欲しい」と怒り心頭だ。
さらに「もちろんそれを誰かのせいにするつもりはないし、恨んだりもしない。ただ、あそこでもしスムーズにショットが打てていれば、また違った内容になっていたはず」と続けたガルシア。一方のタイガーは「マーシャルに確認したら、ガルシアはすでにショットを打ったというからクラブを抜いただけ」と反論した。
目下2人は15ホールをプレー中でともに通算10アンダー暫定2位タイ。勝つためにはお互いのわだかまりは心にしまい、自らのプレーに集中するしかない。(STATS-AP)