石川1差6位タイに「いいゴルフが出来た」 松山30位タイ
石川遼と松山英樹の参戦で注目を集めている大会で、ディフェンディング・チャンピオンがいきなり魅せた。
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは14日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。昨季、雨の降りしきる御殿場で2シーズンぶりとなる涙の復活優勝を果たした石川が、5アンダー67をマークして首位グループと1打差の6位タイと好発進を切った。
インスタートの石川は12番で幸先よくバーディを先行させると、14番でもバーディ奪取。16番パー4ではティーショットを大きく左に曲げるもテレビ塔に当たりラフに戻ってくるというラッキーも。このホールもバーディとした石川は、前半最後の18番でも1打伸ばしノーボギーの4アンダーで折り返す。後半はややパッティングで精彩を欠いたが、それでも3番、6番のロングホールでバーディを奪ってこの時点で首位タイに浮上。その後、8番でボギーを叩いて一歩後退したが、石川本人も「いいゴルフは出来ていたので、こういうスコアが出てもおかしくないプレーが出来たと思う」というラウンドで2010、12年に次ぐ大会3勝目に向け順調なスタートを見せた。
一方のプロとして御殿場に戻ってきた2011年大会覇者の松山は静かな立ち上がり。インスタートの前半を1バーディ、ノーボギーで折り返すと、後半も1バーディ、1ボギーとパッとせず、1アンダー71の30位タイで初日の競技を終えた。
上位陣は、6アンダー66の首位タイに小田孔明、川村昌弘、谷原秀人ら5人、石川と並ぶ6位タイに片山晋呉。3アンダー69の15位タイに藤本佳則、久保谷健一らがつけている。昨季賞金王の藤田寛之は、今田竜二、平塚哲二、小平智らと並ぶイーブンパー72の40位タイ。
一方、2週前のマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントで今季初優勝を飾った池田勇太は4バーディ、5ボギーと最後まで流れに乗れず1オーバー73の52位タイ。今季4戦目の出場となった丸山茂樹も2オーバー74の60位タイと出遅れている。