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A.スコット冷や汗連覇&連続V達成! M.クーチャーら下す

更新日:2013/11/18 11:23
A.スコット冷や汗連覇&連続V達成! M.クーチャーら下す

 

 楽勝のはずが一転、手に汗握る接戦となった大会で、アダム・スコット(豪)が連覇&2週連続優勝の快挙を達成した。

 豪州ツアーの3大メジャー大会の1つ、タリスカー・マスターズ(オーストラリアン・マスターズ)は現地時間17日、豪州のロイヤル・メルボルンGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日イーブンパー71とスコアを伸ばせなかったディフェンディング・チャンピオンのスコットが、途中マット・クーチャー(米)に首位の座を譲る場面もあったものの、最後は逃げ切って前週のオーストラリアンPGA選手権に続き豪州メジャー2連勝を飾った。

「試合中はいつもリーダーボードをチェックするんだけれど、今日は(ボードを)見ても楽しくなかった」とスコットが言う通り、クーチャーが15番までに7バーディ(1ボギー)を奪う猛攻で、スタート時点4ストロークあったリードをなくし敗戦ムードが漂う場面もあった。

 しかし、クーチャーが16番でボギー、最終18番でもダブルボギーを叩いて3アンダー68にとどまると再び状況は一転。上がり3ホールを連続パーで切り抜けたスコットが通算14アンダーで逃げ切り、クーチャーは2打差の単独2位に終わった。

「最後まで攻撃ゴルフに徹しようと思っていた。ロイヤル・メルボルンは攻め方によってすぐにボギーやダブルボギーが出るコース。愉快ではないけれど、こういうこともある」と惜しくも敗れたクーチャーはサバサバして表情で敗戦を振り返った。

 その他上位陣は、通算10アンダー単独3位に50歳の大ベテラン、ビジェイ・シン(フィジー)が入り、通算9アンダー単独4位にニック・カレン(豪)が食い込んだ。

 また、白血病から奇跡の生還を果たし、およそ20か月ぶりに復帰戦を戦ったジャロッド・ライル(豪)は最終日に8オーバー79を叩き、通算8オーバー57位タイで4日間の競技を終えたが、最後は集まった大勢のギャラリーから満場の拍手で迎えられた。

 尚、スコットは次週、今週と同じロイヤル・メルボルンGCで行われる国別対抗戦のワールドカップ(21〜24日)への出場が決まっている。

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