N.ガルビスが久々V争い! 美香16位タイ、藍&有村低迷
6年ぶりのツアー2勝目を狙うナタリー・ガルビス(米)が優勝争いに割って入った。
米女子ツアーの今季最終戦 CMEグループ・タイトルホルダーズは現地時間23日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に第3ラウンドの競技を行い、2007年のエビアン・マスターズ以来の優勝を目指すガルビスが8バーディ(1ボギー)を量産し7アンダー65をマーク。通算11アンダーでポーナノン・パットラム(タイ)、ゲリナ・ピラー(米)の2人とともに首位グループを形成した。
18ホールで費やしたパット数はわずか『22』。グリーン上で絶好調だったガルビスが9位タイからトップタイに躍り出た。「優勝争いが大好きだからワクワクしています。緊張? それはないです。上位にいられないときの方がずっとフラストレーションがたまる」とガルビス。強風が予想される最終日は、いかに忍耐強いプレーを貫くことが出来るかが鍵になりそうだ。
一方、この日ガルビス以上のゴルフを見せたのがステイシー・ルイス(米)。33位タイからスタートし、3番のパー4で第2打を直接カップにねじ込み「ゾーンに」入ると、4連続を含む8バーディ(1ボギー)を奪って9アンダー63の猛チャージ。通算9アンダーとし、前週優勝のレクシー・トンプソン(米)、前日まで首位を快走していたサンドラ・ガル(独)、フォン・シャンシャン(中)とともに4位タイに急浮上した。
通算8アンダー単独8位にミッシェル・ウィー(米)が続き、前夜のレセプションでプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)の表彰を受けたインビー・パーク(米)らが通算7アンダー9位タイにつけている。
日本勢はノーボギーの4アンダー68をマークした宮里美香が通算5アンダー16位タイにつけたのが最高。上原彩子は1つスコアを伸ばしたものの通算4アンダーは前日の15位タイから20位タイに後退。宮里藍はパットの不調で2オーバー74と崩れ、有村智恵と同じ通算5オーバー52位タイに順位を下げている。
ちなみに、今大会は今季行われた同ツアーの各トーナメントからそれぞれ上位3人ずつが出場権を獲得する(すでに出場権が確定している場合は順位が繰り下がる)独特なスタイルを採用しており予選落ちはない。