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藍、胃痛で最終R棄権… 日本勢最高は上原の25位タイ

更新日:2013/11/25 10:28
藍、胃痛で最終R棄権… 日本勢最高は上原の25位タイ

 

 前日から体調不良を訴えていた宮里藍が胃痛の悪化を理由に最終ラウンドスタート前に棄権を表明した。

 米女子ツアーの今季最終戦 CMEグループ・タイトルホルダーズは現地時間24日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。今大会は今季行われた同ツアーの各トーナメントからそれぞれ上位3人ずつが出場権を獲得する(すでに出場権が確定している場合は順位が繰り下がる)独特なスタイルを採用しており、日本勢は4人が出場していたが、藍が棄権したことで最終日は3人がラウンドした。

 勝てば逆転でルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)のチャンスがあった上原彩子だったが、この日は1バーディ、2ボギーの1オーバー73とスコアを伸ばせず通算3アンダーは前日の20位タイから25位タイに順位を下げ4日間の戦いを終えることとなった。

 前日今大会初の60台(68)をマークした宮里美香は出だし4ホールで4つスコアを落とすアクシデント。終盤に3つバーディを奪い返したが時すでに遅し、4オーバー76と崩れ通算1アンダー29位タイにとどまっている。

 また、初日から苦戦が続いていた有村智恵はこの日もショットとパットが噛み合ず1バーディ、3ボギーの2オーバー74。通算7オーバー53位タイの下位で終戦した。

 優勝は最終日に6アンダー66と爆発したフォン・シャンシャン(中)。単独2位に入ったゲリナ・ピラー(米)に1打差をつけ今季2勝目、ツアー通算3勝目を達成している。

 今季の同ツアーには上原と有村が加わり常駐組が5人に増えたことで「ジャパニーズセンセーションが巻き起こるのでは?」と騒がれたが、終わってみれば日本勢の優勝はゼロ。藍は5シーズンぶりに未勝利に終わり、美香にとっても昨季の初Vに続く2勝目が遠かった。ルーキー2人は上原の健闘は目立ったが、期待の大きかった有村は「苦しんだシーズンでした」と本格的V争いに絡まないままシーズンを終え、上田桃子に至ってはシード落ちという厳しい現実を突きつけられた。

 来るべきシーズンには是非とも明るいニュースを届けてもらいたい。

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