T.ビヨーン2イーグルで逆転V! S.ガルシア一歩及ばず…
42歳のベテラン、トーマス・ビヨーン(デンマーク)がサンデーバックナインに2イーグルを奪う猛攻で逆転Vを達成した。
30人のトッププレーヤーだけが出場を許された欧州ツアーの2013-2014シーズン第3戦 ネッドバンク・ゴルフチャレンジは現地時間8日、南アフリカのゲーリー・プレーヤーCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位と3打差の2位タイからスタートしたビヨーンが2イーグル、4バーディ、1ボギーの7アンダー65をマークして、通算20アンダーで優勝を飾った。
2打差(通算18アンダー)の2位タイには、この日8バーディ、1ボギーの7アンダー65の猛チャージを見せたセルヒオ・ガルシア(スペイン)と前日までトーナメントを引っ張ったジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が入り、通算16アンダー単独4位にヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が食い込んだ。
鮮やかな逆転劇だった。勝ったビヨーンは「今日は自分のゴルフ人生でもっとも輝かしい日になった」と歓喜のコメント。前半は4連続を含む6バーディを奪ったガルシアのペースだったが、後半2つのパー5でいずれもイーグルを奪ってガルシアとドナルドソンを突き放した。
「リーダーボードを見るたびにセルヒオ(ガルシア)がスコアを伸ばしていたし、ドナルドソンも崩れずに踏ん張っていたから、とにかくバーディ攻勢でいくしかなかった。初優勝のときも、タイガーとの一騎打ちを制してドバイで勝ったとき(2001年ドバイ・デザート・クラシック)のことも印象に残っているけれど、今回の勝利は本当に特別。最終日にこういうプレーが出来たことを誇りに思う」と勝利の喜びを噛み締めていた。
故ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の追悼ムードが漂う中、地元勢ではチャール・シュワーツェル(南ア)が通算13アンダー単独6位に入ったのが最高。アーニー・エルス(南ア)は通算12オーバーで出場30人中29位に終わった。また、通算12アンダー7位タイにこの日1つスコアを落としたライアン・ムーア(米)とジャスティン・ローズ(英)が入っている。