石川、70位タイ出遅れ… 20歳川村は10位タイ好発進
タイのゴルフ親善大使に任命されている石川遼が、アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権(タイ、アマタスプリングCC)に出場しているが、現地時間12日に行われた第1ラウンドは4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74でホールアウト。8アンダー64をマークした首位のアレックス・チェイカ(独)に10打差の70位タイと大きく出遅れた。
今年は米ツアーを主戦場に戦い、昨季レギュラーシーズンでは2013-2014シーズンの出場権を獲得できず、下部ツアーとの入れ替え戦を経て何とか今季も同じ舞台でプレーできることになった石川。待望のアメリカ初Vは来年にお預けで、国内男子ツアーでも今年は出場試合数が少なかったため優勝がなく、今年最後の試合となるここで、何とか勝利をと臨んでいる。だが、2日目以降に強烈な巻き返しが必要な状況に追い込まれた。
石川とは対照的に好発進を切ったのが20歳の川村昌弘だ。今季、アジアンツアーとの共催で行われた国内ツアーのパナソニックオープンで優勝し、その資格で今大会に乗り込んできたが、この日は4バーディ、1ボギーの3アンダー69。首位に5打差ながら10位タイにつけ、金星が狙える位置にいる。
その他の日本勢は、河野祐輝がイーブンパー72で39位タイ、塚田好宣が1オーバー73で53位タイ、日本オープン覇者の小林正則は3オーバー75で片岡大育と並ぶ92位タイと出遅れている。
上位陣は、チェイカに1打差の2位タイに全米オープン王者ジャスティン・ローズ(英)がつけ、チャール・シュワーツェル(南ア)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が4アンダー68で回って6位タイ。ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ブッバ・ワトソン(米)、リッキー・ファウラー(米)は2アンダー70をマークして15位タイと好位置につけており混戦模様だ。