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連覇に向け好発進「全員好調!」とY.E.ヤン主将 ロイヤルT

更新日:2013/12/21 10:38
連覇に向け好発進「全員好調!」とY.E.ヤン主将 ロイヤルT

 

 Y・E・ヤン(韓)主将率いるアジアチームがホームでの戦いを優位に進めている。

 アジアと欧州が名誉をかけてチーム戦で激突する第7回 ザ・ロイヤルトロフィは現地時間20日、中国のドラゴンレイクゴルフクラブを舞台に開幕。初日のこの日はフォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)方式による4マッチを行い、アジアチームがホセ・マリア・オラサバル(スペイン)主将率いる欧州チームに3勝1敗と勝ち越しリードを奪った。

「スタートでつまずくなんて予想もしていなかった」とオラサバル主将が言うのは、過去4勝2敗とアジアチームを力で押さえ込んできたという自負があるから。「こうなったらもうなりふり構わずアグレッシブに攻めていくしかない。我々には一瞬の猶予もない!」と情熱の国スペイン出身らしく、激しい口調でチームに檄を飛ばした。

 一方、本戦で引き分け、プレーオフで勝ちをつかんだ前回に続く連覇を狙うアジアチーム主将のヤンは「ほぼ全員が良いプレーをしてくれている。このままの調子でいって欲しい。トロフィを死守する自信はある」と余裕のコメントを残している。

 日本が誇る石川遼&藤田寛之コンビも、ライダーカップ出場経験のあるニコラス・コルサーツ(ベルギー)&ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)組を相手に3アンド2で快勝して幸先の良い滑り出しを切った。前週タイで首を痛め捻挫と診断された石川も「もう大丈夫」と明るい表情で「今日はショットがあまり上手くいかなかったけれど、パターで補えた。(藤田との)チームワークも良い」と自信をのぞかせる。

“前向きなネガティブ”を自認する藤田は「今日は相手が悪かったからラクだったけれど、明日以降は何があるかわからない」と最悪を想定し最善を尽くすことを誓っていた。

 2日目のフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)は藤田がセーフティなゴルフで各ホール確実にパーをセーブすれば、石川はリスクを恐れず積極的に攻めてバーディ攻勢をかけられるはずだ。ベテランと若手の息の合ったプレーを期待したい。

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