来るべき2014年、R.マキロイを取り巻く環境とは…?
更新日:2013/12/28 12:16
掲載日:2013/12/28 12:08
2012年に欧米両ツアーで賞金王に輝き2013年を世界ランク1位で迎えたローリー・マキロイ(北アイルランド)はこの年末同ランク6位に後退した。
あわや未勝利のシーズンかと思いきや、最後の最後にオーストラリアン・オープンでアダム・スコット(豪)を最終日に逆転。滑り込みで1勝を挙げ復活の兆しを見せた。
それにしても莫大な契約金でナイキゴルフで用具契約を結んだは良いが成績が上がらず「クラブを替えたのは間違い」とさんざん騒がれ、見かねてジャック・ニクラウス(米)が「マキロイほどのプレーヤーがクラブを替えたくらいでゴルフが悪くなるはずがない」と擁護するなど、期待が高かっただけに周囲も本人もガッカリ。
シーズン終盤には地元北アイルランドのマネジメント会社ホライズン・スポーツ・マネジメント社の元マネジャーらを金銭問題で訴えるなど、若手のホープはゴルフ場以外の場所でさまざまな問題を抱えてしまった。
プロも人間。プライベートが落ち着かなければゴルフに打ち込めないのは誰でも同じ。「世界ナンバー1奪還を目指す」と本人は張り切るが、そのためには訴訟問題をクリアにする必要がありそうだ。
石川遼や松山英樹らを引っ張るポスト・タイガー世代の旗手が直面する試練。だが困難こそが人を強くする。来るべきシーズンはマキロイにとって明るいものだと信じたい。