谷原、足踏みも6位タイに踏ん張る 今田27位タイ
松山英樹が左手親指のケガで欠場、石川遼が予選で姿を消す中、かつて米男子ツアーを主戦場に戦った谷原秀人が上位に踏みとどまった。
米男子ツアーの2014年フルフィールド初戦ソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間11日、ハワイ州のワイアラエCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。通算12アンダーまでスコアを伸ばしたクリス・カーク(米)が単独トップに立ち、5打差に26人がひしめく大混戦となっている。
前日2位タイに浮上しムービングデーのチャージが期待された谷原は、前日までとは逆の風に悩まされ前半2ボギーでリーダーボードを後退。しかし15番で第2打をピンそば1メートル弱に寄せて楽々バーディを奪った後、16番パー4では8メートルのバーディパットを真ん中からねじ込む“谷原らしい”プレーで見せ場を作る。17番パー3はティーショットを奥にこぼしてボギーを叩いたが、18番でしっかりバーディを奪い返し4バーディ、4ボギーのイーブンパー70。首位のカークに3打差の通算9アンダー6位タイに踏みとどまり、米ツアー初Vに望みを繋いだ。
また、シードを失い崖っぷちの戦いを続ける今田竜二は「出だしからショットに悩み、試行錯誤しながらのプレーで苦しかった」と言いながら、持ち前のショートゲームで粘りを見せ5バーディ、3ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算6アンダー27位タイにつけた。
「パットは狙ったところに打てている。あとはラインの読み次第。(最終日は)頑張ります!」と主催者推薦による出場の今田もさらなる上位を目指す。
もう1人、決勝ラウンドに進んだ武藤俊憲は10番スタートの前半2バーディを奪って一時3アンダーまでスコアを伸ばしたが、ハーフターン直後の1番でボギーを叩いてつまずき、3バーディ、4ボギーの1オーバー71でホールアウト。通算1オーバー72位タイに終わり、3日目の予選カット(最終日に進めるのは70位タイまで)に引っかかり、最終ラウンド進出はならなかった。
尚、石川の他、池田勇太、宮里優作、川村昌弘は予選落ちに終わっている。