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野村トップ10圏内キープ、上原20位タイ M.ウィー逆転なるか?

更新日:2014/04/19 12:46
野村トップ10圏内キープ、上原20位タイ M.ウィー逆転なるか?
初のトップ10入りに向け、10位タイで最終日を迎えるルーキーの野村。(写真提供:Getty Images)

 

 野村敏京が米女子ツアー初のトップ10入りを目指し好位置をキープしている。

 同ツアーのシーズン第8戦 LPGAロッテ選手権は現地時間18日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。藍&美香のダブル宮里が予選で姿を消す中、ルーキーの野村が踏ん張った。

 この日9位タイからスタートした野村は出だしの1番でスライスラインを読み切り幸先の良いバーディ発進。前半3つのバーディ(1ボギー)を奪って上位争いに加わった。しかし風が強さを増した後半ショットがブレ始め「(風のせいで)距離感が合わなかった」と10番、12番、14番の偶数ホールでボギーを叩いて後退。その後はバーディトライがあとわずかというところでカップに嫌われスコアが伸びず、結局3バーディ、4ボギーの1オーバー73止まり。それでも通算3アンダーの10位タイにつけトップ10圏内をキープしている。

 これまでのキャリアベストは昨年のミズノ・クラシックでの13位タイ。パワフルなゴルフが持ち味の野村が、最終日ハツラツプレーで“自分越え”を目指す。

 もう1人、予選をクリアした上原彩子は難コンディションに苦しみ出入りの激しいゴルフだったが、終盤の15番パー4で残り80ヤードをアプローチウェッジ(第2打)で直接カップに捩じ込む起死回生のイーグル奪取に成功。「パットが今ひとつでスコアに繋げられなかったけれど、15番は気持ち良く入ってくれてスッキリしました」と笑顔を見せた。

 今シーズン堅実なプレーが目立つ上原は浮き沈みがありながらスコアはきっちりイーブンパー72にまとめ、前日と変わらず通算1アンダー20位タイで最終日を迎えることに。明日は「防げるミスは防いで、ボギーを打たないゴルフがしたい」とさらなる上位進出に意欲を見せた。

 上位争いは、強風の中で5アンダー67をマークした前日のトーナメントリーダー、アンジェラ・スタンフォード(米)が通算13アンダーで2年ぶりのツアー通算6勝目に王手。4打差の2位タイにミッシェル・ウィー(米)と主催者推薦で出場の18歳キム・ヒョージュ(韓)が並び、通算8アンダー単独4位にクリスティー・カー(米)がつけている。

「(応援に来てくれている)両親の前で良いところを見せたい」というスタンフォードに、後続が早い段階でどこまで差を詰めプレッシャーをかけられるかが明日の優勝争いのポイントになりそうだ。

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