15歳アマ勝、1差2位タイで最終日へ さくらは体調不良で棄権
国内女子ツアーのシーズン第7戦 KKT杯バンテリンレディスオープンは19日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位タイ発進を切った注目の15歳アマチュア 勝みなみ(鹿児島高1年)は1アンダー71とスコアを伸ばし切れず、通算7アンダー2位タイに後退した。
2012年のサントリーレディスオープンゴルフトーナメントでキム・ヒョージュ(韓)がマークした女子ツアー最年少V記録(16歳332日)の更新を狙う勝はこの日、4番から3連続バーディを奪取するも、3ボギーを叩いてイーブンパーで折り返す。それでも後半に2バーディ(1ボギー)を奪い1アンダー71で回って通算7アンダー。6アンダー66を叩き出して通算8アンダーとした福田真未に首位の座を譲りはしたが、たったの1打差。最終日、偉業を成し遂げるべく、自分のゴルフを貫くつもりだ。
その他上位陣は、勝と並ぶ2位タイに、同じくこの日首位タイからスタートしたO.サタヤ(タイ)、成田美寿々、イ・ボミ(韓)がつけ、通算6アンダー6位タイに原江里菜とテレサ・ルー(台)。地元・熊本出身で今季国内初参戦となるホステスプロの有村智恵は1つスコアを伸ばし、通算2アンダーで渡邉彩香、大山志保、木戸愛らと並ぶ13位タイに浮上した。
昨季賞金女王の森田理香子は2バーディ、2ボギーのラウンドで、熊本勢の一ノ瀬優希らと並び通算1オーバー36位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの佐伯三貴はスコアを伸ばせず、カットラインぎりぎりの通算2オーバー48位タイで辛うじて予選を突破した。
一方、元賞金女王2人が地元大会で予選落ち。昨季まで米ツアーでプレーを続けていた上田桃子は5オーバー77を叩いて通算4オーバー62位タイ、不動裕理は初日の出遅れを挽回できず通算8オーバー92位タイで決勝ラウンド進出を逃している。
尚、約1か月ぶりに国内ツアーに戻ってきた横峯さくらは体調不良により、9ホール終了後棄権を表明している。