優作、1差2位タイに浮上! 大堀は大乱調で23位タイ後退
国内男子ツアーの東建ホームメイトカップは19日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に第3ラウンドの競技を終了。今大会プロデビューの22歳 大堀裕次郎が大きくスコアを崩し首位から陥落する中、昨季のゴルフ日本シリーズJTカップ覇者 宮里優作が3アンダー68をマークして通算8アンダーとし、トップに1打差の2位タイに順位を上げた。
前日11位タイに浮上した宮里はこの日、序盤の3番でバーディを先行させると、続く4番をボギーとしたものの、7番でバーディを奪い返す。1アンダーで折り返した後半は、12番、14番でバーディを重ねて3アンダー68。通算8アンダーでこの日6つスコアを伸ばした近藤共弘、岩田寛、高山忠洋らと並ぶ2位タイにつけ、最終日絶好のポジションから逆転優勝を狙う。
単独トップに立ったのは、前日3位タイの丸山大輔。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで回ると、後半も12番からの4ホールで3つバーディを奪うなど1つスコアを伸ばして2アンダー69。通算9アンダーとし、後続に1打差をつけてリーダーボードの最上段を射止めた。昨年のブリヂストンオープンゴルフトーナメント以来となるツアー通算4勝目を挙げるべく、逃げ切りVを目指す。
その他上位陣は、通算7アンダー単独7位に辻村暢大、通算6アンダー8位タイに星野英正、増田伸洋らがつけ、通算5アンダー11位タイに小田孔明、上井邦裕、金庚泰(韓)が名を連ねている。
一方、選手会長2年目の池田勇太は3つスコアを落とし、片山晋呉、小平智らと並ぶ通算4アンダー14位タイに後退。注目の大堀は1バーディ、3ボギー、2ダブルボギーと大乱調で、同じく前日のトーナメントリーダー武藤俊憲とともに6オーバー77を叩き、藤田寛之、宮里聖志らと並ぶ通算3アンダー23位タイに順位を落としている。