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川村5位タイで最終日へ L.ウェストウッド完全V王手

更新日:2014/04/20 12:22
川村5位タイで最終日へ L.ウェストウッド完全V王手

 

 元世界No.1プレーヤー、リー・ウェストウッド(英)が完全優勝に王手をかける中、20歳の川村昌弘が堂々の上位争いを演じている。

 欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンは現地時間19日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。予選ラウンドを8位タイでクリアした川村は好調なパットを武器に粘り強いプレーで3バーディ、1ボギーの2アンダー70をマーク。通算8アンダーとし、5位タイのV圏内で最終日を迎えることになった。

 単独首位の座を守ったウェストウッドが通算14アンダーまでスコアを伸ばしているため、逆転するには爆発的スコアが必要。しかし6打差は決して逆転不可能な数字ではない。「スイングの形にはこだわらず、直感でゴルフをしている」と言う個性派はアジアをステップボードに欧州ツアーで活躍したいという夢を持っている。日本の若きホープの最終日に注目したい。

 一方、ウェストウッドは「予選ラウンドに比べてショットが悪かった。ピンポジションも難しくタフなラウンドだった」と振り返るが、1アンダー71にスコアをまとめアジアでの通算13勝目にまた一歩近づいた。

 しかし油断は禁物。1打差の単独2位にアンディ・サリバン(英)がピタリと続き、通算10アンダー単独3位にジュリアン・クスン(仏)、通算9アンダー単独4位にニコラス・コルサーツ(ベルギー)がつけ、前週マスターズで単独7位に入ったウェストウッド包囲網を敷いている。川村を含め後続の追撃なるか? それともウェストウッドが逃げ切って完全優勝を飾るのか? 残り18ホールですべてが決まる。

 尚、小林正則は予選で姿を消し、片岡大育は第2ラウンドスタート前に棄権している。

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