17歳バースデーのL.コが好発進! 日本勢は明暗
大会初日に17歳の誕生日を迎えたリディア・コ(ニュージーランド)がプロとしての米女子ツアー初優勝に向けて好発進を切った。
台湾女子プロゴルフ協会との共催で行われる同ツアーの新規大会、スインギング・スカートLPGAクラシックは現地時間24日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、24人がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。
暫定ながら単独首位に立ったのは、6アンダー66でプレーしたカリーン・イシャー(仏)。ツアー3勝目を狙うコは、イルヒー・リー(韓)、ジェニー・シン(韓)らとともに2打差の暫定2位タイでイシャーを追走。さらに1打差の暫定7位タイでステイシー・ルイス(米)、モーガン・プレッセル(米)、キム・ヒョージュ(韓)ら実力者が続き、2アンダーの暫定12位タイに腰痛から約1か月ぶりに復帰したスーザン・ピーターセン(ノルウェー)らがつける展開となっている。
アマチュアのまま米ツアーのCNカナディアン女子オープンを連覇したコは、昨年10月にプロ転向。そのわずか2か月後には、今大会の前身であるスインギング・スカート・ワールド・レディス・マスターズ(台湾女子プロゴルフ協会と韓国女子プロゴルフツアー共催)でプロとして初Vを飾っている。
今季はここまで8試合に出場し、ピュアシルク・バハマLPGAクラシック7位タイ、ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン3位タイ、JTBCファウンダーズ・カップ2位タイと3度トップ10入りを果たしており、ロレックスランキング(女子世界ランキング)も4位と相変わらず安定している。
だが、残念ながら米ツアーではまだプロになってから優勝はない。スーパーティーンエイジャーが欲しいのは勝利だ。今大会はプロ初Vの試合と縁が深いだけに、ここで待望のツアー3勝目、そしてプロで初めての米ツアー優勝をと気合を入れ直している。
先週故郷のハワイで行われたLPGAロッテ選手権で復活優勝し、スタンフォード大時代を過ごした思い出の地で2週連続優勝を目論むミッシェル・ウィー(米)は、出だしのダブルボギーが響いてイーブンパー72の平凡なスコアで暫定24位タイ。残り3日間のチャージに期待したい。
日本勢は、宮里美香が4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72でホールアウトし、ウィーと並ぶ暫定24位タイとまずまずのスタート。上原彩子は16番までのプレーでイーブンパー暫定24位タイと踏ん張っている。
一方、宮里藍は2オーバー74で暫定63位タイ、野村敏京も3オーバー75で暫定76位タイと、いずれも2日目に巻き返さなければ予選通過すら危うい初日となってしまった。
その他の主な選手は、美香、ウィーと同じ暫定24位タイにアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、ブリタニー・リンシコム(米)がつけており、藍と並ぶ暫定63位タイにはカリー・ウェブ(豪)、チェ・ナヨン(韓)がいる。
ロレックスランクNo.1のインビー・パーク(韓)、クリスティー・カー(米)、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)は1オーバー73で回り暫定43位タイ、ポーラ・クリーマー(米)は4オーバー76を叩いて暫定95位タイと大きく出遅れている。