R.マキロイ、メジャー連勝で“新時代”到来! 松山は36位タイ

今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権は現地時間10日、ケンタッキー州のバルハラGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位スタートのローリー・マキロイ(北アイルランド)が3アンダー68で回り、通算16アンダーで全英オープンに続くメジャー連続優勝を成し遂げた。日本勢は松山英樹が通算3アンダー36位タイ、小田孔明は通算2アンダー41位タイで4日間を終えた。
日没迫った18番。マキロイは前の組でプレーするフィル・ミケルソン(米)とリッキー・ファウラー(米)がまだ最終ホールをプレー中にセカンドショットを打ち、ボールはグリーンサイドのバンカーへ。サスペンデッドを回避するための措置とはいえ珍しい光景の中、目の前で2人がホールアウトするのを見届けた。第3打のバンカーショットは暗さで距離感が合わずショートしたが、ここから冷静に2パットで沈めてパーセーブ。ガッツポーズとともに大きな雄叫びをあげ“マキロイ時代”の到来をアピールした。
出場3大会連続優勝がかかったこの大会。最終日もトップスタートとなり優勝を確実視されたが、前半で足踏みし一時はファウラーらに逆転された。しかし、バックナインに入ると10番で残り281ヤードからピンそば約2メートルに2オンし、イーグル奪取に成功して反撃開始。13番のバーディでファウラーとミケルソンに追いつくと、17番では約3メートルのバーディパットを決め、後続に2打差をつけ世界ナンバーNo.1の貫録を見せた。
これで全英オープン、WGC-ブリヂストン招待に続く出場大会3連勝を達成。メジャー連勝は2008年のパドレイ・ハリントン(アイルランド)以来(全英オープン、全米プロゴルフ選手権)の快挙で、25歳3か月6日でのメジャー通算4勝目は史上4番目の年少記録となった。
通算15アンダー単独2位にはミケルソンが入り、通算14アンダー3位タイにファウラーとヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が続いた。5位タイはジム・フューリック(米)とライアン・パーマー(米)で通算12アンダー。6アンダー65のチャージを見せたベテランのアーニー・エルス(南ア)が通算11アンダーで7位タイに食い込んだ。