プロ2年目、20歳の鈴木が奪首! 成田3位タイ浮上
国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は12日、兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を行った。2位タイからスタートしたプロ2年目の鈴木愛が、ノーボギーの完ぺきなゴルフで5アンダー67をマーク。通算7アンダーとして2位の穴井詩に4打差をつけ、単独トップに躍り出た。
昨年のプロテストに合格した新進気鋭の20歳が、リーダーボードの最上段を勝ち取った。この日スタートホールで幸先よくバーディを奪った鈴木は、16番までに2バーディを加算してトップに浮上。さらに上がり3ホールで2つスコアを伸ばし、メジャー仕様のコースにスコアが伸び悩んだ後続を突き放した。
今大会の開催コースは、昨年3位で通過したプロテストと同じ舞台。上がり3ホールで4つスコアを落としてトップから転落した苦い思い出に「リベンジ」を誓って参戦している。大会初日は最終ホールの9番(インスタート)でボギーを叩いて次点に甘んじたものの、2日目は前日から好調なショットにパットがかみ合ってバーディを量産。プロ2年目ながら公式戦の大舞台でも力を発揮できることを証明した。
一方、鈴木と同期で現在賞金ランク3位につける成田美寿々が2アンダー70にスコアをまとめ、申ジエ&イ・ナリの韓国勢と並ぶ通算2アンダー3位タイに浮上。同じく同期の藤田光里も1アンダー71で回って、上田桃子らと並ぶ通算イーブンパー8位タイに順位を上げている。
同ランクトップを走るイ・ボミ(韓)が、通算1アンダー6位タイ。同5位の酒井美紀が、同8位の渡邉彩香、同9位の大山志保、比嘉真美子、吉田弓美子らと同じ通算2オーバー21位タイ、森田理香子は、同6位の原江里菜、笠りつ子、香妻琴乃と並ぶ通算3オーバー33位タイで決勝ラウンドへ進んでいる。