ルーキーペア誕生の裏には綿密なデータが?!
更新日:2014/09/27 13:19
掲載日:2014/09/27 13:02
現地時間26日に開幕したライダーカップ(スコットランド、グレンイーグルス)初日の組み合わせが発表された時の一番のサプライズは、米国チームの21歳ジョーダン・スピース&24歳パトリック・リードのライダーカップ初参戦2人がペアを組んだことだろう。前者がマット・クーチャー、後者はジム・フューリックと組むことが予想されていたが、ルーキーペアが誕生した真相が明らかになった。
その仕掛け人は、副キャプテンのスティーブ・ストリッカー。当初の予定では、予想通りのペアとなるはずだったが、ストリッカーがペアの変更をキャプテンであるトム・ワトソンに提言したという。さらにその根拠として彼は、今シーズンのPGAツアーでの2人のバーディ数とフェアウェイキープ率を調べ、「このフォーマットに最適」と判断したようだ。
実際にルーキーペアは、ワトソンが「欧州チームの重要人物」と警戒していたイアン・ポルター(英)&スティーブン・ギャラハー(スコットランド)組に対して、11番までに6アップを奪っての5アンド4で快勝。さらにポルターにとって、ライダーカップ史上ワーストの黒星をつけ、データが正しかったことを証明した。
2日目の午前中にもスピース&リードのコンビは、トーマス・ビヨーン(デンマーク)&マーティン・カイマー(独)のペアと対戦することが決まっており、初日に2ポイントのリードを許した米国チームの救世主となれるだろうか。