欧州チームが3連覇に王手! 4ポイントリード
アメリカとヨーロッパの2年に一度の対抗戦 ライダーカップは現地時間27日、スコットランドのグレンイーグルスを舞台に2日目のフォーボールとフォーサムのマッチプレー8試合(勝ち:1ポイント、引き分け:0.5ポイント、負け:0ポイント)の競技を終了。欧州チームが初日に続き5.0対3.0と米国チームを2ポイントリードし、合計10.0ポイント対6.0ポイントで3連覇に王手をかけた。
欧州チームがカップ保持まであと4ポイントに迫った。午前中に開催されたフォーボール形式のマッチプレー(2人のうち良いほうのスコアを採用)では、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)&リー・ウェストウッド(英)組がジム・フューリック&ハンター・メイハン組に4アンド3で破れ、トーマス・ビヨーン(デンマーク)&マーティン・カイマー(独)組もパトリック・リード&ジョーダン・スピース組に5アンド3で完敗を喫してしまう。
それでもジャスティン・ローズ(英)&ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)組がバッバ・ワトソン&マット・クーチャー組に3アンド2で勝利。午前の最終マッチとなったローリー・マキロイ(北アイルランド)&イアン・ポルター(英)組対リッキー・ファウラー&ジミー・ウォーカー組は、15番までアメリカの1アップとされていたが16番でオールスクエアに戻すとそのまま引き分けに。午前中を6.5ポイント対5.5ポイントで折り返した。
欧州チームに勢いをつけたのはポルターだ。欧州チームは15番でファウラーがベタピンショットでバーディチャンスにつけたことで残り3ホールで2ダウンとされるところだったが、ここからポルターが起死回生のチップインバーディ。続く16番でもバーディを奪い、引き分けに持ち込む立役者になった。
流れに乗った午後のフォーサム形式(1つのボールを2人が交互にプレー)では、ドナルドソン&ウェストウッド組、ガルシア&マキロイ組、初日に金星を挙げたビクトル・ドゥブイソン(仏)&グラエム・マクドウェル(北アイルランド)がそれぞれ勝利。ことごとくパットを外したカイマー&ローズ組も引き分けに持ち込み3.5ポイントを加点した。
10.0ポイント対6.0ポイントは前回大会の2日目終了時と同じスコア。その時は米国チームがリードして最終日を迎え欧州チームに逆転されたが、今回は全く逆の立場となった。最終日は欧州チームが地元の大声援を背にシングル戦でもリードを保ち3連覇を達成するのか? それとも米国チームが昨年のリベンジとばかりに大逆転するのか? 勝負のシングルスはマクドウェル対スピース戦でスタートする。