終盤の逆転で酒井が今季2勝目！　渡邉は単独2位

　国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは28日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。酒井美紀が6バーディ、1ボギーの5アンダー67でラウンドし、通算8アンダーで今季2勝目を挙げた。

　首位と4打差の6位タイで出た酒井は前半で4つスコアを伸ばすが、後半出だしの10番でボギーを叩いて一歩後退してしまう。それでも16番で長いバーディパットを沈めると、18番でもバーディを奪い、この日トップスタートのテレサ・ルー（台）を逆転。福島出身の酒井が東北唯一のトーナメントで優勝を飾った。

　1打差の単独2位にルーとともに首位タイから発進した渡邉彩香。今季2勝目を目指してのラウンドだったが、スタートの1番でボギーを叩くと、11番からの3連続ボギーで後退。それでも14番からの上がり5ホールで意地の4バーディを奪い、今季4度目のトップ5フィニッシュを果たしている。

　通算6アンダー3位タイにルー、表純子、賞金ランキング3位のアン・ソンジュ（韓）、通算5アンダー6位タイにイ・ナリ（韓）ら3人が入った。昨季賞金女王の森田理香子は通算4アンダー単独9位、横峯さくらはこの日2つスコアを伸ばして、通算2アンダー14位タイで3日間の競技を終えている。