B.グレイス“停滞”も首位キープ! 欧州14-15年第2戦は混戦模様に
欧州ツアーの2014-15シーズン第2戦 アルフレッド・ダンヒル選手権は現地時間13日、南アフリカのレパード・クリークCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日からトップを走る地元のブランデン・グレイスは、スコアこそ伸ばせなかったものの通算16アンダーでその座をキープ、完全優勝に王手をかけた。
初日「62」、2日目「66」で16アンダーとし、独走態勢に入ったかに見えたグレイスだが、この日は終始ボギーが先行する展開に。結局、4バーディ、4ボギーのイーブンパー72に終わり、3日連続の60台とはならず。依然として首位には立っているものの、前日5打あったリードは1ストローク差まで縮まった。
「いくつか簡単なホールでミスを犯してしまった」とグレイス。それでも「フロントナインではいくつか良いパットを決められた」「最終日を首位で迎えることについては良い思い出しかないんだ。このポジティブな雰囲気をそのまま持ち込みたいね」と、2年ぶりのツアー5勝目へ悲観的な感情はないようだ。
しかし、通算15アンダー単独2位には、第3ラウンドで「66」と大きくスコアを伸ばしたルーカス・ジェレガード(デンマーク)が、通算14アンダー単独2位には2週連続優勝を狙うダニー・ウィレット(英)が迫るなど、トーナメントは混戦模様に。グレイスと同じく南アフリカ出身のルイス・ウーストハウゼンも、通算10アンダー単独6位から逆転での地元タイトルを狙っている。
一方、史上初の大会3連覇を目指したチャール・シュワーツェル(南ア)は、悪いながらも予選2日間をアンダーパー(69-70)にまとめてきたが、ついに緊張の糸が途切れてしまったのかミスを連発。第3Rは3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76と大きくスコアを崩し、通算1アンダー43位タイでトップとは15打差、“夢の3連覇”は難しい状況となってしまった。