石川暫定67位T、松山の暫定91位T タイガーはまさかの棄権
米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間5日、カリフォルニア州トリーパインズGCのサウスC(SC)、ノースC(NC)を舞台に第1ラウンドの競技を行ったものの、濃霧の影響で進行が大幅に遅れ、日没とともにサスペンデッドが決まった。暫定トップは8アンダー64(NC)で回ったニコラス・トンプソン(米)。日本勢は石川遼がイーブンパー72(SC)の暫定67位タイ、松山英樹が1オーバー73(NC)の暫定91位タイと、それぞれバーディ合戦からは置いていかれる格好となってしまった。
前週大会2位タイ、今大会のパワーランキングでも5位と、優勝候補に挙げられていた松山だが……。ノースCをインから出たこの日は、12番パー3でダブルボギー、13番でもボギーを叩く苦しい展開に。それでもその後を持ち前の粘り強さでパープレーで切り抜けると、後半は1イーグル、1バーディ(1ボギー)と挽回して、なんとか中段に踏みとどまった。もう1人の日本勢、石川は3バーディ、3ボギーで、3戦ぶりの予選通過に望みをつなぐラウンド。明日はお互いに今日とは逆のコースをプレーするが、気持ちを切り替えて上位進出を目指して欲しいところだ。
その他上位陣は、7アンダー65でホールアウトしたマイケル・トンプソン(米/NC)が暫定単独2位。以下、6アンダー66の暫定3位タイに前週フェニックス・オープン優勝のブルックス・ケプカ(米/NC)、キャメロン・トリンガル(米/NC)、5アンダー67の暫定5位タイにイアン・ポルター(英/NC)、クリス・カーク(米/NC)ら6人が続いている。一方、トリーパインズGCで8勝と抜群の相性を誇るタイガー・ウッズ(米/NC)は、この日の12ホール目で腰の痛みを訴えて無念の途中棄権。タイガーが同コースで予選突破を逃したのは初めてのことだった。