日本勢はスコアを伸ばせず S.ルイスが一歩抜け出す
米女子ツアーのホンダLPGAタイランドは現地時間27日、タイのサイアムCC パタヤ・オールドCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。日本勢3選手はスコアを伸ばすことが出来ず、残り2日間での巻き返しを図ることとなった。
トップと3打差の14位タイからスタートした宮里美香は、前半はバーディとボギーを2つずつマークし、イーブンパーで折り返す。10番をバーディとした後の12番、15番でボギーを叩くも、17番パー4でバーディを取り返し、4バーディ、4ボギーのイーブンパー72。「(ショットが)ちょっとだけ悪かった」と本人も話したように、パーオン率が55.6%。それでも通算3アンダーの20位タイで踏みとどまり「イーブンで終われて良かった」と最低限の成果は残せたようだ。「明日以降もしっかりと(スコアを)伸ばしたい。チャンスをものにしたい」と上位進出への意気込みを話した。
54位タイから出た野村は立ち上がりの11番でバーディを奪ったものの、16番から連続ボギーを喫し、1オーバーでハーフターン。6番から連続バーディをマークして、一時は1アンダーとしたが、最終9番でスコアを落とし、3バーディ、3ボギーで美香と同じくイーブンパー72。通算1オーバーで48位タイと僅かに順位を上げた。
一方、藍は出だしからボギーが先行する苦しい展開に。前後半で3つずつボギーを喫すると、バーディは3つ奪うのが精いっぱい。3バーディ、6ボギーの3オーバー75で通算2オーバー51位タイに沈んだ。ホールアウト後「難しいところに外すシーンが多かった。逆目のところがうまく寄せきれなかった」とコメント。3日目以降は思い切ったプレーでスコアを伸ばすことが出来るだろうか。
単独首位は、8アンダー64と好スコアをマークしたステイシー・ルイス(米)。4番からの4連続バーディなど8バーディ、ノーボギーと完璧なプレーで通算14アンダーまでスコアを伸ばし、後続に3打差をつけて抜け出した。通算11アンダーの単独2位は、前週のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン2位のエイミー・ヤン(韓)。通算8アンダーの3位タイには、地元のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)など4選手が並んでいる。
トップタイから出たヤニ・ツェン(台)は、イーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算6アンダーで10位タイに後退。6つスコアを伸ばしたミッシェル・ウィー(米)は通算5アンダーで、フォン・シャンシャン(中)、アサハラ・ムニョス(スペイン)、レクシー・トンプソン(米)らと並んで12位タイ。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のインビー・パーク(韓)は、2オーバー74とスコアを落とし、通算イーブンパーで42位タイとなっている。