2日目は日没順延 石川、今年初の予選通過へ大きく前進
米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシックが現地時間27日、フロリダ州のPGAナショナルで第2ラウンドの競技を行ったものの、荒天の影響で約4時間の中断。その後再開したものの、大半の選手がホールアウトできず日没サスペンデッドで順延が決定した。
初日は102位タイと大きく出遅れた石川遼だったが、3番で幸先良くバーディを奪うと、6番、8番でもスコアを伸ばし、前半を2アンダーで折り返す。後半最初の10番では、グリーンエッジから約10メートルのバーディパットを沈め、サスペンデッドとなった12番までで4バーディ、1ボギーの3アンダー。通算1オーバーの暫定33位タイまで一気に浮上した。まだ多くの選手がホールアウトしていない状態だが、現在の想定されるカットラインは通算4オーバー。ベアトラップと呼ばれる終盤の難ホールを残しているとはいえ、今年初となる予選通過が見えてきた。
一方、こちらも初日79位タイと出遅れた世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は、インスタートの前半で2つスコアを落とすと、5番でこの日唯一のバーディをマークするも、その後も3つのボギーを叩き、1バーディ、5ボギーの4オーバー74。通算7オーバーで暫定103位タイまで順位を落とし、同ツアーでは2013年の全英オープン以来となる予選落ちが濃厚となっている。
暫定トップに立ったのはブレンダン・スティール(米)。この日は4ホールしか消化できなかったものの、その全てでバーディを奪い通算8アンダー。3日目は32ホールの長丁場となるが、この調子を維持できれば一気に優勝争いから頭一つ抜ける可能性もある。そのスティールを2打差で追う暫定単独2位にはパトリック・リード(米)、通算5アンダーの暫定単独3位にはジム・ハーマン(米/3ホール終了)がつけている。
通算4アンダーの暫定4位タイには、ルーク・ドナルド(英)、イアン・ポルター(英/8ホール終了)、パドレイ・ハリントン(アイルランド/6ホール終了)のトッププレーヤー3人が並んだ。フィル・ミケルソン(米/7ホール終了)は通算イーブンパーで、セルヒオ・ガルシア(スペイン/7ホール終了)、マーティン・カイマー(独/6ホール終了)らと並び19位タイとなっている。