S.ルイス、スコアを落とすも首位キープ 日本勢は最終日に上位目指す
米女子ツアーのホンダLPGAタイランドは現地時間28日、タイのサイアムCC、パタヤ・オールドCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。日本勢は大きくスコアを伸ばすことが出来ず、残り18ホールで上位進出を目指すこととなった。
20位タイからスタートした宮里美香は、立ち上がりの2番でボギーを叩くなど、前半を1オーバーで折り返す。10番でバーディを奪い、一時はイーブンパーに戻したものの、その後再びスコアを落とし、3バーディ、4ボギーの1オーバー73。ラウンド終了後に「ピンポジションが奥にきていて、距離が合わせられないとチャンスにならなかった」と話したように、パーオン率は44.4%にとどまり、通算2アンダーで32位タイに後退。それでも「今日は我慢の日だったので、明日はがんばりたい」と気持ちは前向きだ。
野村敏京は、立ち上がりからボギーが先行する苦しい展開だったものの、後半に3つバーディを奪うなど、4バーディ、3ボギーで1アンダー71。3日目にして初めてアンダーパーのラウンドとなり、通算イーブンパー40位タイとなった。
また、宮里藍はインスタートの前半を2アンダーで折り返すものの「良いところもあり、もっと我慢できたところもあった」との言葉通り2番からの連続ボギーが響き、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72。通算2オーバーで50位タイとなり「やりたいことが出来たり、出来なかったりを毎日繰り返していて、上手くかみ合わない」と苦悩を話しながらも「最後の4ホールぐらいでショートパットのフィーリングは良くなった」と最終日への手応えを口にした。
一方、後続と3打差の単独首位から出たステイシー・ルイス(米)は、スタートの1番でバーディをマーク。しかし、パットの不調もあり直後の2番から5ホールで4つのボギーを叩いてしまう。後半は徐々に調子を取り戻すと、13番でバーディ、15番パー4では1オンに成功してイーグルを奪取。最終18番で再びボギーを喫し1オーバー73のラウンドとなったが、通算13アンダーで辛くも首位をキープした。「18番ではフラストレーションが溜まったけれど、ショットは悪くなかった」と振り返った昨季賞金女王は、嫌な流れを断ち切って今季初勝利を手にすることは出来るだろうか?
通算12アンダーの単独2位にはエイミー・ヤン(韓)、通算11アンダーの単独3位には4つスコアを伸ばしたサンドラ・ガル(独)がつけている。ロレックスランキング(女子世界ランク)2位のインビー・パーク(韓)は通算4アンダーで21位タイ、ミッシェル・ウィー(米)はスコアを2つ落とし、通算3アンダーで26位タイに後退している。