石川、暫定10位タイにジャンプアップ　第3Rはスタート出来ず

　米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシックが現地時間2月28日、フロリダ州のPGAナショナルで午前中に順延となっていた第2ラウンドの残りを終えたが、第3ラウンドは午後に再び雷雨のため中断し、ほとんどの選手がスタートできないまま順延となった。

　前日、第2ラウンドの12ホールを消化していた石川遼は、プレーを再開した13番でいきなりバーディを奪うと、“ベアトラップ”1ホール目の15番でもスコアを伸ばす。続く16番はボギーとしたものの、最終18番でもバーディをマークし、このラウンドをトータルで7バーディ、2ボギーの5アンダー65でホールアウト。初日の102位タイから通算1アンダー10位タイにジャンプアップし、2015年初の予選通過を決めた。しかし、この調子で次のラウンドに向かいたいところだったが、第3ラウンドはスタートすることが出来ず。順位も暫定10位タイと変わっていない。

　暫定単独トップに立ったのは、2008年にメジャー2連勝を達成したパドレイ・ハリントン（アイルランド／未スタート）。第2ラウンドで7バーディ、3ボギーと4アンダー66をマークし、通算7アンダーまでスコアを伸ばした。通算6アンダーの暫定単独2位にはパトリック・リード（米／未スタート）、トップと2打差の暫定3位タイにはイアン・ポルター（英／未スタート）とブレンダン・スティール（米／未スタート）が並んでいる。

　なお、風速20メートルを超える暴風雨が吹き荒れた影響でバンカーなどには大きな水たまりができており、コースの修復や電光掲示板の修理のために、競技の再開は翌日の午前10時からの予定。現時点では72ホールでの決着が予定されており、大会終了は2日（現地時間）となる見込みだ。