野村が今季初のトップ20入り! A.ヤンが逆転で2年ぶりの優勝
米女子ツアーのホンダLPGAタイランドは現地時間1日、タイのサイアムCC、パタヤ・オールドCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。野村敏京が8アンダー64と大きくスコアを伸ばし、今季初のトップ20フィニッシュを果たした。
多くの選手がスコアを伸ばした最終日だったが、3日間静かなプレーだった野村敏京が爆発。「パットの道が全部見えて、すごく楽なゴルフだった」と本人が語ったように、チャンスを見事に決めて前半だけで5つ、後半は3つのバーディを奪取し、さらにノーボギーでホールアウト。「練習もたくさんして、それが発揮できた」と満足した様子を見せ、通算8アンダー13位タイと良い形で大会を終えた。
宮里美香は5番から4連続バーディを奪い、4アンダーで前半を折り返すと、バックナインでも2つのバーディを奪い、6バーディ、1ボギーの5アンダー67。通算7アンダーで23位タイとなり「最終日にスコアを伸ばせて自信になった。4日間を通して安定したゴルフが出来たと思う」と今週の戦いを振り返った。「ショットが良くなってきているので、結果が出てきた。今の状態をキープしたい」と手ごたえを話し、来週は国内ツアーの開幕戦に挑む。
宮里藍は1アンダーで迎えた後半最初の1番でバーディーを奪取。3番をボギーとするものの、上がり3ホールで2つスコアを伸ばして、5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。通算1アンダー43位タイと、わずかながらも順位を上げ「毎日見つかる課題をクリアしていけば、こうやって最終日にスコアが出せる。今やっていることをしっかりと続けていきたい」とコメントした。
大会を制したのは、ツアー2勝目となったエイミー・ヤン(韓)。トップと1打差の2位からスタートすると、10番までに4つのバーディを奪い、単独首位に立つ。14番をボギーとして、ステイシー・ルイス(米)に並ばれたものの、直後の15番でバーディを奪い返し、3アンダー69でラウンド。通算15アンダーで2年ぶりとなる優勝を飾った。
一方、単独首位から出たルイスは15番パー4でのダブルボギーが響き、イーブンパー72とスコアを伸ばせず。通算13アンダーで、イ・ミリム(韓)、ヤニ・ツェン(台)らと並び2位タイと悔しい結果に。通算12アンダーの5位タイには、サンドラ・ガル(独)ら3選手、トップと4打差の8位タイにはインビー・パーク(韓)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が並んでいる。