W宮里がそろって43位タイ 野村は33位タイからトップ10入りを目指す

米女子ツアーのJTBCファウンダーズ・カップは現地時間21日、アリゾナ州のワイルドファイアGC at JWマリオット・フェニックス・デザート・リッジ・リゾート&スパを舞台に第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。宮里藍、宮里美香が通算6アンダーとし、43位タイで最終日に挑むこととなった。
藍は、午前中に行われた第2ラウンドで3アンダー69をマークし、34位タイで第3ラウンドをスタート。立ち上がりの2番でバーディ奪い、勢いに乗るかと思われたが6番からの4ホールで2つスコアを落とし、前半は1オーバーで折り返す。それでも、後半の11番から3連続バーディを奪い、4バーディ、3ボギーの1アンダー71。多くの選手がスコアを伸ばしたこともあり順位は落としたものの、最終日に上位進出の可能性をつなげた1日となった。また、美香は45位タイから第3ラウンドを出ると、4つのバーディを奪い、2アンダー70をマークしている。
一方、トップ10入りを目標と公言している野村敏京は、5番までに3つのバーディを奪う順調な立ち上がりを見せたが、その後は2つのボギーでスコアを落とし、2アンダー70でホールアウト。通算7アンダーの33位で、トップ10とは4打差となっているが、ビッグスコアの出やすいコースなだけに、最終日に猛チャージをかけたいところだ。
通算2アンダーの67位タイで辛くも予選を突破した上原彩子は、イーブンパーで折り返したバックナインで4つのバーディを奪い、2アンダー70のラウンド。通算4アンダーの55位タイと、わずかに順位を上げている。
通算16アンダーの単独トップはルーキーのキム・ヒョージュ(韓)。前半で3つ、後半で4つのバーディをマークすると、ボギーを13番の1つに抑えて、6アンダー66でラウンドし、昨年9月のエビアン選手権でメジャー初出場初優勝を飾って以来のツアー制覇に王手をかけた。
トップと2打差の単独2位にはステイシー・ルイス(米)。通算13アンダーの3位タイには、9アンダー「63」を叩きだしたアリソン・リー(米)、キム・カウフマン(米)がつけている。しかし、昨年はカリー・ウェブ(豪)が6打差を逆転して優勝を飾っているだけに、最後の最後まで何が起きるかわからないのが今大会。最終18ホールを終えて、笑顔を見せるのは誰だろうか。
なお、横峯さくらは第2ラウンドで4オーバー76と崩れ、通算2オーバー111位タイとなり予選通過はならなかった。