松山は5位タイで週末へ タイガーは辛くも予選突破
米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントが現地時間5日、オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進の松山英樹は、1アンダー71とスコアを伸ばしたものの通算9アンダー5位タイに後退となった。
第1ラウンドを8バーディ、ノーボギーと完璧なゴルフでリーダーボードのトップで終えていた松山。しかしインスタートとなったこの日は、前半でのバーディは15番パー5のみと、打って変わって静かなラウンドとなった。イーブンパーで折り返したバックナインでは、1番で約12メートルのバーディパットを沈めると、5番パー5でもスコアを伸ばしてバーディが先行。8番はボギーとしたものの、3バーディ、2ボギーでホールアウトとなった。
一方、初日102位タイからの巻き返しを狙った石川遼だったが、1アンダーで迎えた17番パー4でダブルボギーを叩き、リズムを乱すと、バックナインではスコアを取り返す事が出来ず。4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73のラウンドで、通算4オーバーまでスコアを落とし、決勝ラウンドに駒を進めることはできなかった。
単独首位に立ったのは、5位タイから出たデビッド・リングマース(スウェーデン)。前半で7番から3連続バーディを奪うと、後半も4つスコアを伸ばし、ノーボギーの7アンダー65をマーク。ツアー初優勝に向けて、最高の位置で週末を迎える事となった。
その他上位は、トップと1打差の単独2位にジェイソン・ダフナー(米)。通算10アンダーの3位タイに、ライアン・ムーア(米)、アンディ・サリバン(英)と続いている。マスターズ王者のジョーダン・スピース(米)は、5番パー5でイーグルを奪うなど、前半を5アンダーで折り返したものの、後半は3オーバーと崩れ、2アンダー70と伸び悩み。通算6アンダー16位タイに順位を下げている。
メジャー大会5勝を誇るフィル・ミケルソン(米)は、4アンダー68をマークし、通算4アンダー33位タイ。同大会に2年ぶりの出場となるタイガー・ウッズ(米)は、初日85位タイと出遅れていたが、この日5バーディ、3ボギーの2アンダー70で回り、通算1アンダー64位タイで辛くも予選通過となっている。