日本勢出遅れ、横峯77位タイ 上位はビッグネームがずらり
米女子ツアーの今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権は現地時間11日にニューヨーク州ウエストチェスターCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ジェニー・シン(韓)が7アンダー66で単独トップ発進を切るなか、38年ぶりのメジャー制覇に期待がかかる日本勢はそろって出遅れた。
日本勢最上位は野村敏京の60位タイ。インからスタートし、後半2番まではノーボギーの2アンダーと順調に見えたが、3番でこの日初めてのボギーを叩くと、7番でもボギーを喫してイーブンパー73にとどまった。
米ツアー参戦1年目の横峯さくらはアウトから出ると、1番パー3でいきなりボギー。さらに6番のパー3でもダブルボギーを叩いた。それでも後半は12番から2連続バーディを奪う意地を見せ、1オーバー74の77位タイ。米ツアー初優勝に向け、2日目以降の巻き返しにかける。
また、宮里美香と上原彩子も横峯と同じ77位タイ発進。美香は4番でダブルボギーを喫するなど3オーバーで前半を折り返したが、後半に3バーディ(1ボギー)を奪取。上原彩子は4バーディ、5ボギーという出入りの激しい内容だった。
シンに1打差の単独2位にカナダ出身のブルック・ヘンダーソンがつけ、5アンダー68の3位タイにホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)のカリー・ウェブ(豪)ら3人、4アンダー69の6位タイにフォン・シミン(中)、カリーン・イシャー(仏)が続いた。
また、3アンダー70の8位タイにはビッグネームがずらり。ステイシー・ルイス(米)、クリスティー・カー(米)、キム・ヒョージュ(韓)、ジェシカ・コルダ(米)、ブリタニー・リンシコム(米)、アサハラ・ムニョス(スペイン)、レクシー・トンプソン(米)らが並ぶ大混戦模様となっている。
ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2で、大会3連覇を狙うインビー・パーク(韓)は2アンダー71の23位タイ。メジャー初制覇に挑む若き女王、リディア・コ(ニュージーランド)は1アンダー72の40位タイから上位進出を狙う。