成田が完全優勝で今季2勝目! 全英への切符も獲得
国内女子ツアーの今季第15戦、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは14日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。成田美寿々が2アンダー70でラウンドし、通算16アンダーまでスコアを伸ばして完全優勝。今季2勝目を挙げた。
3日間に渡り首位を守り続けてきた成田は、4ストロークのリードを持ってスタート。立ち上がりの1番でバーディを奪うと、前半のうちにもう1つスコアを伸ばし、2アンダーでハーフターンとする。サンデーバックナインでは12番こそボギーとし、一時4アンダー68と追い上げたイ・ボミ(韓)に1打差と迫られたが、16番パー3でバーディパットを沈めて勝負を決めた。
一方、今季2勝目を狙ったイ・ボミは、7番までに4バーディを奪うなど、成田にプレッシャーをかけ続けたものの一歩及ばず。今季5度目となる2位(タイ)で大会を終えている。通算13アンダーの単独3位には3アンダー69とスコアを伸ばした笠りつ子、通算11アンダー単独4位に6バーディ、1ボギーの5アンダー67の飯島茜が続いている。
また、今大会終了時点での賞金ランキング上位5名に与えられる全英リコー女子オープン(現地時間7月30日〜8月2日/スコットランド、トランプ・ターンベリー・リゾート)への切符は、同1位のイ・ボミ、同3位上田桃子、同4位菊地絵理香、同5位成田美寿々が獲得。同2位テレサ・ルー、同6位の申ジエ(韓)、昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓)はすでに出場権を手にしている。また、6月30日までに辞退者が出た場合、出場資格は繰り下げとなる。
藤田光里が通算6アンダー13位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのアンは通算3アンダーで、渡邉彩香、菊地絵理香らと並び18位タイとなっている。4位タイから出たアマチュアの新垣比菜(興南高2年)は、立ち上がりからボギーが先行し、3ボギー、2ダブルボギーの7オーバー79と悔しい最終日に。通算2アンダーまでスコアを落とし、22位タイに沈んだ。