R.マキロイ、意地の猛チャージで9位タイ「優勝の可能性はあった」
更新日:2015/06/22 18:18
掲載日:2015/06/22 11:58
米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが現地時間21日、ワシントン州チャンバーズ・ベイで最終ラウンドの競技を終了。トップと8打差の25位タイから出たローリー・マキロイ(北アイルランド)は、一時通算2アンダーまで伸ばして上位陣を追走。しかし、4アンダー66の好スコアもあと一歩及ばず、通算イーブンパー9位タイで4日間の競技を終えた。
マキロイは立ち上がりの2番、ピンそば約4.5メートルに寄せるナイスアプローチからこの日最初のバーディを奪うと、そこからパーを並べて迎えた7番、8番で立て続けにバーディを奪取。ノーボギーの3アンダーと、上位進出へ向けて良いリズムで前半を折り返す。
迎えた10番ではティーショットをバンカーに入れながらも、2打目をピンそばに寄せてバーディとし、さらに12番からは連続バーディをマーク。13番では約22メートルからバーディパットを沈める圧巻のプレーを見せた。このプレーで通算2アンダーとし、もう一伸び出来れば逆転優勝も可能な位置まで浮上したものの、直後の14番でバーディチャンスを逃すと、15番でボギーを叩いて失速。さらに17番でもボギーを重ね、6バーディ、2ボギーの4アンダー66でホールアウトしている。
競技後、13番のバーディパットを「大きなパットだった。あの時チャンスがあるんじゃないかと思った」と振り返り「サンデーバックナインで優勝の可能性はあった」と悔しさをにじませたマキロイ。結果的に優勝したジョーダン・スピース(米)と5打差の9位タイと、3日目までの伸び悩みが悔やまれる形となったが、世界ランキングNo.1たる所以を見せつける最終日となった。