J.スピース、21歳でメジャー連勝! D.ジョンソンは最終ホールでの3パットに泣く
男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが現地21日、ワシントン州チャンバーズ・ベイで最終ラウンドの競技を終了。ジョーダン・スピース(米)が1アンダー69で回り、通算5アンダーとしてマスターズに続くメジャー2連勝を果たした。
4選手が並ぶ首位集団からスタートしたスピースは1番でボギーのスタートを切ったが、その後パーで我慢し8番のバーディでイーブンパーに。首位を走っていたダスティン・ジョンソン(米)が10番から連続ボギーで後退すると、ブランデン・グレイス(南ア)と首位タイで並び、16番では6メートルのバーディパットを沈めてグレイスも振り切った。勝利が目前に迫った17番でダブルボギーを喫し、首位タイに戻されたが、土壇場の18番パー5で2打目をピンから約5メートルに寄せるスーパーショット。これを2パットでバーディとして単独首位に立ち、後続を振り切っての優勝を果たした。
ジョンソンも10番から13番までの3ボギーで一度はスピースに離されたものの、追い詰められた17番でバーディとし、スピースと1打差で18番に。スピース同様に約4メートルのイーグルパットのチャンスを迎えたが、3パットでパーに終わり、プレーオフに持ち込むチャンスも逃した。
ルイス・ウーストハウゼン(南ア)は初日「77」と大きく出遅れたものの、2日目からは連続の「66」をマーク。この日は2番から3連続ボギーを叩いたが、上がり7ホールで6バーディと圧巻のフィニッシュ。大逆転とはならなかったが、ジョンソンと並ぶ通算4アンダーの2位タイに入った。大会中にめまいの症状と戦いながら首位タイにつけていたジェイソン・デイ(豪)は、4オーバー74で通算イーブンバーの9位タイと健闘した。
25位タイから出た世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は13番までに6バーディを奪い、一時首位と2打差の2アンダーまで伸ばしたが、その後2ボギーと失速。通算イーブンパーの9位タイで4日間の競技をを終えている。
今大会ベストスコアの「64」をマークしたアダム・スコット(豪)は、通算3アンダー4位タイでフィニッシュ。キャリアグランドスラムがかかっていたフィル・ミケルソン(米)は3オーバー73のラウンドで、通算13オーバーの64位タイに終わった。
首位と7打差の19位タイから出た松山英樹は5バーディを記録したものの、3ボギーと4日連続のダブルボギーを喫し、イーブンパー70でホールアウト。通算3オーバーの18位タイで大会を終えた。