J.ドナルドソンが逆転優勝 片山は13位T 宮里は20位Tに後退
アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権は現地時間13日、タイのアマタスプリングCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が逆転優勝を飾る中、片山晋呉が日本勢トップの通算9アンダーの12位タイに入った。一方、9位タイから出た宮里優作は2つスコアを落とし、通算6アンダー20位タイとなっている。
目標とする「マスターズ」出場条件のひとつ、年内の世界ランキング50位以内へ向けて上位進出を目指した片山。22位タイから出た最終日は、前後半ともに2つ伸ばす5バーディ、1ボギーで回り、この4日間で自己最高となる「68」で大会を締めくくっている。
その一方、前日の「66」で9位タイまで浮上していた宮里は、1アンダーで迎えた最終ホールでまさかのトリプルボギーを叩き悔しい結果に。18ホールを通じて、3バーディ、1ボギー、1トリプルボギーの内容で2つスコアを落とし、最後の最後に悔いの残る4日間となった。そのほかの日本勢は、小平智と川村昌弘が通算2アンダー44位タイに入っている。
前日に初日からの首位の座を失っていたドナルドソンは、9バーディ、2ボギーの「65」で2打差をはねのけて逆転勝利。単独トップから出たクレメント・ソルデ(仏)と昨季覇者のリー・ウェストウッド(英)が通算18アンダー2位タイに入った。前週のホートラム・オープンに次ぐ2連勝を狙ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、昨季の欧州ツアー新人王、アン・ビョンホン(韓)とともに通算14アンダー4位タイとなっている。
そのほか、元世界王者のマーティン・カイマー(独)は、地元タイ出身のキラデク・アフィバーンラトらと並ぶ通算12アンダー7位タイ。現在世界ランキング4位のバッバ・ワトソン(米)はこの日「67」と伸ばし、通算8アンダー15位タイで大会を終えた。なお、今大会では12位(タイ含む)までの出場資格を持たない上位4名に来年の全英オープン出場権が与えられ、ドナルドソンとウェストウッド、ソルデ、そして通算13アンダー単独6位に食い込んだパチャラ・コンワットマイ(タイ)の4人が全英行きを決めている。