A.ジュタヌガーンが今季5勝目に王手 エース達成の上原は27位タイ

米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンが現地時間27日、カナダのプリディス・グリーンズGCで第3ラウンドの競技を終了。アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が5アンダー67をマークし、通算17アンダーで今季5勝目に王手をかけた。
前日に「64」を叩き出し単独首位に立っていたジュタヌガーンは、前半で4番からの6ホールを4バーディで回るなどこの日も好調をキープ。バックナインでも11番から連続バーディとするなど、一時7アンダーまでスコアを伸ばした。上がり3ホールで2ボギーと終盤は失速し独走とはならなかったが、7バーディ、2ボギーの内容で後続に2打差をつけた。
日本勢の最上位は、通算7アンダー27位タイの上原彩子と横峯さくら。上原は36位タイから出ると、1アンダーで迎えた11番パー3でホールインワンを達成。最終18番もバーディとし、4アンダー68でラウンドした。一方、9位タイで週末を迎えた横峯はイーブンパー72とバーディ合戦についていくことができず、順位を落としている。
同じく9位タイから出た宮里藍は3バーディ、4ボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算6アンダー36位タイに後退。宮里美香は6バーディ、4ボギーの2アンダー70で通算5アンダー41位タイとなっている。今季2勝の野村敏京は、3オーバー75と崩れて通算イーブンパー68位タイで最終日を迎える。
上位勢は、通算15アンダー単独2位にチョン・インジ(韓)。トップと5打差の3位タイには、キム・セイヨン(韓)とステファニー・メドウ(北アイルランド)が並んでいる。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のリディア・コ(ニュージーランド)は、通算10アンダーで10位タイに。地元優勝を狙うブルック・ヘンダーソン(カナダ)は通算8アンダー21位タイとなっている。