F.モリナリが2度目の母国OP制覇 D.ウィレットとの優勝争い制す
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2016/09/19 05:15
欧州ツアーのイタリアンオープンが現地時間18日、ゴルフクラブ・ミラノで順延分の第3ラウンドと最終ラウンドの競技を終了。2006年王者のフランセスコ・モリナリ(伊)が強豪ダニー・ウィレット(英)との優勝争いを1打差で制し、10年ぶりの大会2勝目を飾った。
長丁場の戦いとなった最終日、地元ギャラリーの声援を背に第3ラウンドを「64」で締めたモリナリは、ウィレットと通算16アンダー首位に並び最終ラウンドへ。前半「31」のチャージで抜け出しながら終盤には同選手に1打差まで迫られたが、トータル1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー「65」をマークし、マスターズ王者を僅差で振り切った。
競技後、モリナリは「まるでローラーコースターみたいだった」とラウンドを振り返りつつ「こんなに多くの人が僕の応援に来てくれたなんて本当に驚きだ」とファンへの感謝を口に。母国で挙げた久々の勝利は2012年以来のツアー4勝目。また、同大会がツアーで初開催された1972年以降、イタリア人として初の大会2勝達成となった。
ウィレットは最終ラウンドを1イーグル、3バーディの「66」で回り、首位と1打差の通算21アンダー2位。今季3勝目とはならなかったが、2週後のライダーカップへ弾みをつけている。以下、クリス・ペイズリー(英)らが4打差3位タイ、ライダーカップ欧州チームのラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)と昨季覇者リカルド・カールバーグ(スウェーデン)は通算14アンダー12位タイとなっている。