松山&石川は4位タイ浮上 フォアボール最終日の猛チャージへ
国別対抗戦「ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフ」は現地時間26日、オーストラリアのキングストンヒースGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。松山英樹、石川遼の日本代表はフォアサム形式(1つのボールを2人が交互にプレー)で通算7アンダーとし、首位デンマーク代表と7打差で最終日を迎えることとなった。
2日目のフォアボール形式で通算6アンダー8位タイに順位を上げた日本代表。伸ばしづらいフォアサム形式をプレーしたこの日は前半、1オーバーで迎えた5番そして6番と松山のお膳立てから石川がパットを決め切り連続バーディ。一時1アンダーしたものの、そこから石川が1打目をバンカーに入れた7番でボギー、8番パー5を獲り損ねたあと9番でもスコアを落とし、波に乗れないまま1オーバーで前半を折り返す。
すると、巻き返しを期した後半はバーディこそ前半と同じ2つも、ボギーをゼロに抑えて2アンダー。13番、14番と立て続けに松山の作ったチャンスを石川が決め、トータル4バーディ、3ボギーの1アンダー71で上位に食い込んだ。首位とは7打差がついたが、「50台目指して」と見据える最終日、伸ばしやすいフォアボール(ペアがそれぞれ別のボールでプレー)で猛チャージとなるか。
2日目の「60」で3打差首位に躍り出たデンマーク代表(トービヨン・オルセン&ソレン・ケルドセン)は、この日も3アンダー69と伸ばして通算14アンダーでリードを拡大。ワールドカップ初制覇へ、同じくこの日「69」の米国代表(リッキー・ファウラー&ジミー・ウォーカー)に4打差をつけて最終18ホールへ向かう。
そのほか、通算9アンダー単独3位に中国代表(呉阿順&リ・ハオトン)。フランス代表(ビクトル・ドゥブイソン&ロメイン・ランガスキュー)とスペイン代表(ラファエル・カブレラ-ベロ&ジョン・ラーム)が日本と同じく4位タイ。前回王者の豪州代表(アダム・スコット&マーク・リーシュマン)は通算4アンダー11位タイとなっている。
1位 -14 デンマーク(T.オルセン&S.ケルドセン)
2位 -10 米国(R.ファウラー&J.ウォーカー)
3位 -9 中国(呉阿順&リ・ハオトン)
4位T -7 日本(松山英樹&石川遼)
スペイン(R.カブレラ-ベロ&J.ラーム)
フランス(V.ドゥブイソン&R.ランガスキュー)
11位T -4 豪州(A.スコット&M.リーシュマン)