荒天短縮で池田が今季3勝目 賞金王争い決着は最終戦へ持ち越し
更新日:2016/11/28 00:24
掲載日:2016/11/27 12:02
国内男子ツアーのカシオワールドオープンは27日、高知県のKochi黒潮カントリークラブで最終ラウンドの競技を行ったものの、午前9時時点の悪天候による中断から競技は再開されないまま、大会は54ホールの短縮競技となることに。この結果、第3ラウンド終了時点で通算13アンダー単独首位に立っていた池田勇太が今季3勝目を手にすることとなった。
会場の高知では前日夜からの降雨の影響でコースコンディションが悪化。この日は日中いっぱい雨の予報で回復が見込めないため競技は短縮となり、賞金加算は75%に減額された。今大会で賞金ランキング首位の池田が優勝、かつ同2位の谷原秀人が11位タイ以下であれば池田の賞金王確定となったが、谷原は通算7アンダー7位タイとなったため決着は最終戦へ持ち越しとなった。
それでも今大会開幕時点で約470万円だった両者の差は、池田が賞金3,000万円を獲得したことで一気に約3,080万円に拡大。ともに初の賞金王を争う2人の接戦は池田が大きくリードする展開となり、谷原は最終戦優勝が逆転賞金王への最低条件となっている。
一方、来季出場権を巡る争いは今大会で終了。単独2位で3日目を終えていた正岡竜二は前週の賞金ランク88位から51位にジャンプアップし逆転シード入り。その一方で、同ランク前週87位の額賀辰徳(35位タイ)は出場権獲得に届かない位置で大会を終えている。