デンマークが逃げ切りでW杯初制覇! 米中仏が4打差2位
国別対抗戦「ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフ」は現地時間27日、オーストラリアのキングストンヒースGCでフォアボール(ペアがそれぞれ別のボールでプレー)形式での最終ラウンドの競技を終了。4打差の単独首位から出たソレン・ケルドセン&トービヨン・オルセンのデンマーク代表が通算20アンダーで逃げ切り、同国初のワールドカップ制覇を達成した。
2日目フォアボールの「60」で一気に首位に立ち、難しいフォアサム形式(1つのボールを2人が交互に打つ)の3日目も2アンダー70とスコアを伸ばしたデンマーク。欧州ツアー終盤戦でも好調を維持した若手オルセンとベテラン・ケルドセンのコンビは最終日も勢いを落とさず。ともに精彩を欠いた前半こそ1バーディ(1ボギー)にとどまるも、折り返し後の6ホールで5バーディと初トロフィへ後半加速。最終18番オルセンのバーディ締めで7バーディ、1ボギーの6アンダー66とし、最終的に後続に4打差をつける快勝で初の栄冠を手にしている。
4打差2位タイに続いたのは、米国(リッキー・ファウラー&ジミー・ウォーカー)、フランス(ビクトル・ドゥブイソン&ロメイン・ランガスキュー)、中国(呉阿順&リ・ハオトン)の3か国。歴代最多の大会24勝を誇る米国は4打差2位からスタートし、序盤の苦戦から後半持ち直す、6バーディ、ノーボギーの「66」にまとめたものの、デンマークのラストスパートには及ばなかった。
通算15アンダー5位にはこの日「62」と大きく伸ばしたスウェーデン代表(アレクサンダー・ノレン&デビッド・リングマース)。通算14アンダーの6位タイには松山英樹&石川遼の日本、そしてフランセスコ・モリナリ&マッテオ・マナセロのイタリアが並んだ。そのほか、前回王者・豪州のアダム・スコット&マーク・リーシュマンのペアは通算11アンダー9位タイとなっている。