ツアーニュース

注目選手振り返り 〜谷原秀人〜

更新日:2022/10/26 00:57
注目選手振り返り 〜谷原秀人〜

 

 初の賞金王を目指した谷原秀人にとって、2016年は終盤の失速が悔やまれるシーズンとなった。

 1月の「SMBCシンガポールオープン」では6位タイに入ったものの、国内開幕戦から「東建ホームメイトカップ」から2試合連続で予選落ちを喫する不安定な出だしとなった谷原。それでも中日クラウンズで単独3位にはいると、長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップでは後続に2打差をつけて今季初勝利をマークする。

 続くメジャー第2戦の「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」では、3打差2位タイから出た最終日に「63」の猛チャージで武藤俊憲とのプレーオフへ。1ホール目で武藤がボギーを叩いたのに対し、谷原はしっかりとパーをセーブして2週連続優勝を果たした。

 さらに、トップ杯東海クラシックで単独3位に入るなど後半戦も好調を維持した谷原は、一度は池田勇太にランキング首位の座を明け渡したものの、11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で、池田とのプレーオフを制して、同1位に返り咲き。しかし、同大会から4試合で優勝1回、2位2回をマークした池田にランキング1位を再び奪われシーズン終盤へと突入する。

 逆転賞金王のためには優勝が絶対条件となった最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では、初日をトップタイで終えたものの3日目で「72」とスコアを落としたこともあり、5位タイでフィニッシュ。初の栄冠を掴むことはできなかった。

 しかし、Unisysポイントランキング(総合的に優れたプレーヤーを選出することを目的に9部門をポイント換算した順位)では2位以下に大差をつけて1位になるなど、ツアーでの実力はトップクラスであることを証明。2017年は再び賞金王を目指しての戦いに挑むこととなる。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 注目選手振り返り 〜谷原秀人〜
×