ツアーニュース

注目選手振り返り 〜パトリック・リード〜

更新日:2016/12/28 15:42
注目選手振り返り 〜パトリック・リード〜
ライダーカップでは米国チームの優勝に貢献した。(写真提供:Getty Images)

 

 昨季のメジャー4大会は、全てメジャーでの優勝経験のない選手がトロフィを獲得した。2015年にはジョーダン・スピース(米)がメジャー2勝をマークして旋風を起こしたように、2017年も新たなメジャー優勝者が現れる可能性は十分に考えられる。パトリック・リード(米)はその候補の一人だ。

 やや消化不良だった2015年を終えて、迎えた今年は初戦となったヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズで単独2位。なかなか優勝には手が届かなかったが、バレロ・テキサス・オープンでも単独2位に入るなど常に上位争いに加わり続けた。その結果、米ツアーでは28試合に出場してトップ10入りは11回を記録。これは年関最優秀選手に輝いたダスティン・ジョンソン(米)の15回に次ぐ、ツアー2位の数字だ。

 そして、プレーオフシリーズに入るとその真価を発揮する。8月のザ・バークレイズでは、初日からトップに立つと、1打差単独2位から出た最終日を1アンダー70でまとめて逆転優勝。さらに翌週のドイツ銀行選手権では5位タイ、BMW選手権は13位タイと上位に食い込み、キャリアハイとなるフェデックスカップ・ポイントランキング3位でシーズンを終えた。

 また、ツアー外では国を背負っての戦いにも挑んだ。112年ぶりにゴルフ競技が復活したリオデジャネイロ五輪では11位タイ。そして、米国チームとして4大会ぶりのカップ奪還を狙ったライダーカップでは3勝1敗1分とチームに貢献。特に最終日のシングルマッチでは欧州チームのエース、ローリー・マキロイ(北アイルランド)から白星を挙げるなど、大舞台での勝負強さを見せた。

 世界ランキング8位出迎える2017年には、さらなる活躍が期待される。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 注目選手振り返り 〜パトリック・リード〜
×