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「神の子」S.ガルシア、悲願のメジャー初優勝なるか?

更新日:2022/10/26 00:57
「神の子」S.ガルシア、悲願のメジャー初優勝なるか?

 

 今季男子メジャー初戦のマスターズは現地時間7日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は通算4アンダーで首位タイに立ったことに対し、ポジティブに考えているとPGA公式サイトは報じた。

 今大会で74回目のメジャー出場となるガルシアは、19歳の時、全米プロゴルフ選手権で2位に入り、かつては神の子(エルニーニョ)と呼ばれていた。メジャー大会でのトップ10フィニッシュが22回、米国男子ツアー9勝、欧州ツアー12勝、アジアンツアー5勝の実績があるものの、メジャー大会ではいまだ未勝利のままだ。

 メジャー制覇に最も近づいたのは2007年全英オープン。初日から単独首位を守ってきたが、最終日にスコアを落とし、パドレイ・ハリントン(アイルランド)とのプレーオフの末に敗退する。この大会から5年後、ガルシアは「メジャーで勝つことは決してない。メジャーで勝つための要素がないんだ」と会見で嘆いた。

 そんなガルシアも現在37歳になり、プロとして18年目のシーズンを迎える。40歳に近づくにつれて大人になってきたのでは、という記者からの質問に「以前よりは落ち着いている。悪い結果でも受け入れられるようになったからね。しかしまだまだ成長が足りないとも思う。でも言い換えれば、更に成長ができるってことだから、ポジティブに考えている」と答えた。

 マスターズ2日目は1番から3連続バーディなど、6バーディ、3ボギーの3アンダー69のラウンド。3つのボギーを叩いたことに対して「(13番のように)イラっとすることはあるけど、起きてしまったことはしょうがないと考えるしかない」と振り返っている。

 3日目、最終日と落ち着いてプレーし、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバルに続く、スペイン勢3人目のマスターズチャンピオンになれるか期待がかかる。

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