S.ガルシア、メジャー初制覇! J.ローズとのプレーオフを制す
今季男子メジャー初戦 マスターズは現地時間9日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。セルヒオ・ガルシア(スペイン)がジャスティン・ローズ(英)とのプレーオフを制し、メジャー74試合目にして初のメジャー制覇を成し遂げた。
前日通算6アンダーでリーダーボード最上段に名を連ねたガルシアとローズは、最終日最終組でラウンド。ガルシアは、1番、3番でバーディを奪う好スタートを切るも、その後はパーを拾う展開が続く。一方のローズは、5番でボギーを叩くが、6番から3連続バーディをマークし、ともに通算8アンダーでサンデーバックナインに突入した。
すると10番、11番を連続ボギーとしたガルシアに対して、14番までパーセーブのローズが一歩リードする展開に。しかしガルシアは、15番パー5で2オンに成功し、4メートル超えのパットを沈め、イーグル。このホールをバーディとしたローズと通算9アンダーで並び、プレーオフに突入。プレーオフ1ホール目で、ボギーを叩いたローズに対して、ガルシアはバーディを奪い、勝負は決着。自身初のグリーンジャケットに袖を通すとともに、スペイン勢としては3人目の快挙となった。
トップと3打差の通算6アンダー単独3位には、6バーディ、2ボギーの4アンダー68でラウンドしたチャール・シュワーツェル(南ア)、この日松山英樹とともに「67」のベストスコアを出したマット・クーチャー(米)が、マスターズ初出場のトーマス・ピータース(ベルギー)とともに通算5アンダー4位タイ。ポール・ケイシーが通算4アンダー単独6位と続く。
キャリアグランドスラムを目指したローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算3アンダー7位タイ、2013年の同大会を制したアダム・スコット(豪)とライアン・ムーア(米)が9位タイ。首位と1打差の単独3位から初のメジャー制覇を目指したリッキー・ファウラー(米)は、松山、ジョーダン・スピース(米)らとともに通算1アンダー11位タイで今季初のメジャー大会を終えている。